2019.9.9

ウィリアム・モリスとマザーグース

こんばんは。
メープルの高橋です。

先日、ふくやま美術館に行ってきました。
壁紙の特別展にずっと行きたかったのですが、終わりかけの時期にようやく、足を運ぶことができました!

特別展のタイトルは「サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙展-美しい生活をもとめて」です。

サンダーソンは英国の壁紙会社。
ウィリアム・モリスは19世紀の英国を生きた芸術家です。彼はデザイナーの他に、詩人や思想家としての顔も持っていました。壁紙作品としては、特に自然(草花など)のモチーフが知られています。

美術館内は基本的に撮影NGだったのですが、実際に壁紙を使用して空間デザインされた「お部屋」があり、そこは撮影OKでした。
上品で洗練された雰囲気で、すごく見応えがありました!

モリスの壁紙は一見、派手で、実際に壁紙として使うには難しそうに感じていましたが、直接目にして印象が変わりました。どのデザインも繊細で、空間になじむのではないかと思います。

看板デザインにも使用されている「ピンパーネル(るりはこべ)」や、日本風の影絵壁紙など目を引くものは多くあったのですが、中でも私のお気に入りは「オレンジとレモン」です。
(下の写真、右側のデザインです)

こちらは子供部屋での使用を想定した壁紙。マザーグースの歌である「オレンジとレモン」から着想されています。
この歌は、当日の子供たちが口ずさむ遊び歌でした。「ロンドン橋おちた」のように、アーチをつくり、くぐりぬける遊びだったようです。

「オレンジとレモン」の歌詞は、借金を返せない主人公のもとに、首切り役人が来るという、少し怖い内容です。それをこんなに甘酸っぱく爽やかなデザインで表現していることに、衝撃を受けました。(簡単に言うと「かわいい!」とときめきました)

モリスの壁紙にご興味のある方、張り替えたいという方がいらっしゃいましたら、ぜひお問い合わせください。メープルスタッフがご協力させていただきます。
今月21日のイベントでもお会いできるとうれしいです。
スタッフ一同お待ちしております。

リフォームギャラリーメープル
tel  :084-999-9111
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駐車場:5台あり

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