2020.11.16

防犯対策はバッチリですか?

こんばんは。

リフォームギャラリーメープルの山本です。

新型コロナウィルスの影響で在宅勤務が主流になったり、休日もお家で過ごす時間が多くなったりと、在宅時間が長くなったという方が多いのではないでしょうか。

そんな中、油断禁物なのが、お家の防犯。

「家にいるから鍵は閉めなくても大丈夫でしょ!」「ちょっとコンビニに行くだけなら窓は開けたままでもいっか!」
その油断が最悪の事態を引き起こすことも…

また、外出時にうっかり鍵や窓を閉め忘れてしまうことは、誰しも起こりうることです。

自分や家族の安全、安心な生活を守るためにも、防犯対策をしていて損はありません。
自分で出来る対策はしっかりしておきましょう!

最近は、防犯対策を手助けしてくれる便利な建材もたくさんあります。
今回は、そんな防犯対策に有効な建材をご紹介します!

まず、建材の紹介に入る前に、侵入者の行動パターンについて把握しておきましょう。
最初に、住まいへの侵入口について。
どこから侵入することが多いか分かりますか?


それはやはり、「窓」「表出入口(玄関など)」。
これは、皆さん想像しやすいのではないでしょうか。


(出典:警察庁ホームページ 令和元年の侵入口の傾向)

警察庁によるデータ(一戸建住宅)を見てみても、特に窓からの侵入が多いということが分かりますね。

では、侵入者はどうやって窓や表出入口から家の中に入ることができるのでしょうか?


(出典:警察庁ホームページ 令和元年の侵入手口の傾向)

最も多いとされているのは、「無締まり」と「ガラス破り」です。
令和元年に起きた侵入犯罪総数25,374件のうち、「無締まり」は半分近くを占め、「ガラス破り」も「無締まり」と同じように、他の手口に比べて圧倒的な数となっています。

「無締まり」は、故意ではないにしても、誰でも入ってくださいと言っているようなもの。
ちょっとゴミ出しに行くだけ…などで窓やドアを閉めずに出かけたほんの数秒の間にも狙われてしまいます。
また、侵入というと、鍵をピッキングして…というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、通りから死角になる位置に窓がある、鍵をピッキング・破錠するよりも目立たず、短時間で壊せる、特殊な道具や技術がなくてもその場にあるものでガラスを割れるといった理由から、窓の「ガラス破り」が選ばれることが多いみたいです。
どちらにせよ、自分の家も狙われてしまったら…と考えると怖いですよね。
ちなみに、侵入者の半分以上が、侵入に5分かかると諦めるという調査結果が出ています。

以上のような侵入者の行動パターンから考えると、窓やドアにおいて、侵入をてこずらせるような建材を選ぶことがポイントだと言えます。
では、どんな建材があるのでしょうか?

①窓
►戸先錠(YKK AP)
戸を閉めると同時にロックがかかります。
無締まり防止になる所が安心。

►防犯ガラス
ガラスの間に強度と柔軟性に優れた樹脂中間膜を挟み込んでいるため、破壊されにくいガラスです。もし割れたとしても、破片が飛散しにくくなっています。
(YKK AP「防災安全複層ガラス」)

ガラスが飛散しないのは、災害時にも安心な機能なので、一石二鳥です!

►面格子
視覚的な抑止力に効果抜群の面格子。防犯建物部品を使用したものだと、切断や破壊にも強いので、窓からの侵入を防ぐことができます。

(三協アルミ「面格子(防犯建物部品)」)

►内窓
窓の断熱性能・ 遮熱性能を高めてくれるという印象がある内窓ですが、防犯面でも役立ちます。
一枚よりも二枚あった方が、もしもの時に侵入を手こずらせてくれるので安心ですよね。

(LIXIL「インプラス」)

②玄関
►防犯錠
鍵と言うと、鍵穴に差し込む部分がギザギザになっている形をイメージされる方が多いかと思います。
しかし、防犯に強い鍵は、別の形をしています。

上の写真を見てもらえれば分かりやすいと思います。
右側が皆さんがよく想像するであろう一般的な鍵、左側が防犯に強い鍵です。
名前は「ディンプルキー」と言います。
なぜ「ディンプルキー」が防犯に強いのか?
その理由は主に3つ。
①ピッキングされにくい
通常の鍵よりも、鍵穴の内部が複雑で繊細なため、ピッキングをしようとしても時間がかかり犯罪抑制に効果があります。
②複製するのに時間がかかる
ディンプルキーの形状は複雑であり、くぼみの高さ(深さ)は非常に精密に作られているので、合鍵をつくるのにも高度な技術が求められます。そのため、第三者が犯罪目的などで不正に複製するのは非常に困難です。
③バリエーションが豊富
ディンプルキーは、くぼみの形状を変えるだけで全く別の鍵になるため、バリエーションを多く作ることができます。登録制で番号を示さないと合鍵ができないディンプルキーもあります。種類が多いと、開錠の種類も増えて、鍵を容易に開けることが難しくなるので、防犯性が高まります。

►スマートドア
鍵を携帯する必要がないので、スムーズに開閉できるスマートロック。
防犯面で言うと、鍵穴が隠されているので、ピッキング防止になります。

(YKK AP「スマートコントロールキー」)

►着脱式サムターン
玄関からの侵入手口として、「サムターン回し」という手段も存在します。

↑一般的なドアに取り付けられているサムターン

「サムターン回し」とは、ドアにドリルなどを使って穴を開け、金属の棒を使ってドア内側のつまみ(サムターン)を回転させて解錠してしまう手口のこと。
ドアスコープやドアに付いている郵便受けなどから狙われるケースもあります。

この犯行を防ぐ、サムターンが着脱可能な建材があります。

(三協アルミ「着脱式サムターン」)

以上、今回は防犯についてご紹介しました。
これから寒くなってくると、窓を開閉する機会も少なくなってくると思います。
施錠をする習慣が身についていないと、例えば、コロナ対策のために窓を開けて換気をし、開けたことを忘れたまま外出してしまったということも起こる可能性は十分にあります。
なるべくそういったことが無いように生活したいですが、うっかりは誰しもあるもの。
そういった時のために、今回ご紹介したような便利な建材に頼ることは、自分や家族の命を守るためにとても良い取り組みだと思います。

今回のブログを読んで気になった!という方は、ご相談だけでも結構です。
ぜひお気軽にメープルにお声がけください!

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