2020.12.5

日本とアメリカのリノベーション事情の違い

こんばんは!

リフォームギャラリーメープルの山本です。

最近、アメリカのリノベーションについて触れる機会があったので、今回は日本とアメリカのリノベーション事情の違いについてご紹介します。

日本でも最近は「リノベーション」というワードが広まってきて、中古住宅のリノベーションから住宅ローンまで一括で行う業者も増えてきています。
しかし、アメリカでは日本よりも前からリノベーションが普及しており、今でも盛んに行われています。
では、日本とアメリカではリノベーション事情がどのように異なるのでしょうか?

その違いは「リノベーションを行う目的」にあります。

【日本におけるリノベーションの目的】
日本におけるリノベーションの目的は「自分の住みたい家を実現するため」。
要するに、その物件にこれから住む人がリノベーションを行います。

流れとしては、物件を見つけて、購入→希望の間取りや住設機器を業者と打ち合わせ→工事→完成というのが大まかなリノベーションの流れだと思います。

これを聞いた日本の皆さんは、当たり前でしょ?と思うかもしれません。
しかし、アメリカは違う考えを持っています。

【アメリカにおけるリノベーションの目的】
アメリカにおけるリノベーションの目的は「現在住んでいる家の価値を上げて転売するため」。
要するに、今その物件を持っていて、これから売る人がリノベーションを行います。

日本のリノベーションに対する考えとは真逆と言っても過言ではありません。

なぜ、日本とアメリカではこのような価値観の違いが生まれるのでしょうか?


日本人は、新築であれリノベーション物件であれ、一度家を買ったら、少なくとも購入者である自分は、生涯そこに住み続けるという考えが主流です。
皆さんも、そういった考えをお持ちの方が多いのではないでしょうか?

一方、アメリカにおいては、家は10年経過する前に住みかえるという考えが主流です。

なぜなら、アメリカ人にとって住宅というのは一つの資産でありながらも、投資の商品でもあるからです。
住みかえるということは、住んでいた家を投資に回すということ。
キャリアアップや収入アップ、家族が増えるにつれて、家のステージを徐々に上げていきます。

しかし、住んでいた家をそのまま売っても、経年劣化や生活で生じた汚れや傷などで物件の資産価値は著しく下がり、物件を探している人の目には留まりません。
価値を向上させて、買い手が現れるようにリノベーションを行ってから販売するんです。

アメリカでは、買い手側もリノベーション済みの物件を探している場合が多く、自ら手を加えることは少ないです。
この価値観は合理的で賢いですね。

日本とアメリカだけでなく、その他の国にもそれぞれ住まいに対する考えは多種多様にあると思いますが、各々で目的が異なるので、どの考えが正しいということはないと思います。

皆さんも、一度は「理想の住まい」について考えたことがあるかと思いますが、日本のリノベーションに対する考えは、これから住む人の理想をそのまま実現することができるので、夢があるなと感じます。

お家の購入はとても大きな買い物でもありますし、どうせ住むなら、自分の理想を叶えた家に住みたいですよね。
メープルでは、皆さんの暮らしが豊かになる提案をいたします。
ぜひお気軽にご相談ください!

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