2021.4.26

バリアフリーリフォームについて

こんにちは。
リフォームギャラリーメープルの山本です。

先週「ユニバーサルデザインとは?」というブログの中で、バリアフリーとの違いを挙げながら「ユニバーサルデザイン」についてご紹介しました。

本日は、バリアフリーリフォームについてお話します。

バリアフリーとは「障害(バリア)」を「取り除く(フリー)」ことで、生活しやすい環境にしようという考え方です。
ユニバーサルデザインとの違いについては、先週の「ユニバーサルデザインとは?」をご覧ください。

「バリアフリーリフォームを考えてるけど、今困っているわけではないし…」とお考えの方は、案外多いのではないかと思います。しかし、バリアフリーは生活をしていく上で、必要になるタイミングが必ず来ます。年齢を重ねてからのリフォームは気力的にも体力的にも大変になってきます。
将来に備え、今から具体的な内容などを考えてみてはいかがでしょうか?

バリアフリーリフォームでよくお問合せがある内容から、下記3つをご紹介します。

①段差の解消
玄関の出入り口やお風呂場など、家の中にはたくさんの段差があります。
年齢を重ねると少しの段差でもつまづきやすく、わずか2ミリの段差でも転倒するおそれがあると言われています。

建築業界では、「段差のない状態」とは設計の段階で3ミリ以内、施工の段階で5ミリ以内のものを指します。
例えば和室がある場合、畳を使用することによって出入口に段差ができやすいつくりになります。畳の厚み分、床組を下げればバリアフリーに対応も可能となってきます。

②手すりの設置
階段はもちろん、玄関や廊下など、室内にあると助かるのが手すり。
歩行の補助、立ち上がりのサポートや転倒防止など、様々な役割を果たしてくれます。

手すりの設置については、腕をまっすぐ下した状態の、手首の位置がちょうどよいと言われています。こちらは身長や身体機能も加味して決めた方が、使い勝手がよくなります。使用している杖がある場合は、その高さと同じでも使いやすいと言われています。

手すりに関しては、高さだけではなく、素材やサイズ、持ちやすい形状かどうかも重要になってきます。ケアマネージャーさんにも相談して話を進めていきましょう。

③開き戸から引き戸への変更
開き戸は、押し引きして開閉するドアです。引き戸は、襖や障子と同じように、扉を横にスライドすることで開閉します。
バリアフリーに適しているのは、スライド式の「引き戸」です。

開き戸では、ドアノブに体重をかけすぎて転倒したり、勝手に扉が閉まった際に体が挟まってしまうといった危険が考えられます。
対する引き戸は、例えば車椅子を利用していても扉を開閉しやすく、ドアそのものが障害物になってしまうということもないため安全です。

ドアのリフォームをする際は、間口の広さに気を付けて進めていくと良いでしょう。
車椅子の幅は、約40センチから70センチとばらつきがあります。出入口のスペースは広めにとっておくと安心です。

いかがでしたか?
バリアフリーリフォームの中から、3つご紹介しました。

他にも、滑りにくい床にしたり、照明の変更をしたり、様々な対策ができます。
メープルでもご相談を承っておりますので、ぜひご相談ください。

リフォームギャラリーメープル
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