2021.10.22

知ってる?階段の名称と種類

こんにちは!

リフォームギャラリーメープルの山本です。

皆さんはマイホームに対して、どんな理想を抱いていますか?
間取りや外壁の色、キッチンの機能、お風呂の大きさなど、思い描く理想は1人1人異なりますよね。
それでは、階段はどうでしょうか?

2階建て一軒家に住みたいから、階段がほしい!老後のことも考えて平屋に住みたいから、階段はなしが良い!など、これもそれぞれ意見があると思います。

階段は、空間をつなぐ大切な役割がある他に、インテリアとしても存在感のあるものです。

今回は、そんな階段についてお話していきます。

【階段の名称】

階段もいくつかのパーツで構成されており、それぞれ名称があります。
●踏み面(ふみづら)
階段を昇降する際に、足を乗せるところです。
建築基準法では、住宅の階段の踏み面の奥行は通常であれば150mm以上、バリアフリー用であれば、195mm以上必要と定められています。

●踏板(ふみいた)
踏み面部分に使われる材料を指します。
段板(だんいた)とも呼ばれます。

●蹴上げ(けあげ)
一段の高さを指します。
建築基準法では、230mm以下と定められています。
蹴上げが低い方が楽に上がれますが、段の数が多くなるので、階段のために必要な面積が大きくなります。

●蹴込み板(けこみいた)
踏板と踏板の間を縦につなぐ材料です。
蹴込み板がないすっきりとした印象の階段も最近はよく見られ、「スケルトン階段」「ストリップ階段」「オープン階段」「シースルー階段」などと呼ばれます。

●段鼻(だんばな)
踏板の先端部分です。
公共施設や駅などの階段の段鼻には、滑り止めや色をつけ、識別しやすいようになっています。

●蹴込み(けこみ)
段鼻から蹴込み板までの長さを指します。
ここの寸法が長い(大きく飛び出ている)と、つま先が引っかかりやすく、上りにくい階段になってしまいます。

●ささら
階段を支える部材です。
「桁(けた)」と呼ばれる場合もあります。
「側桁階段(がわげた階段)」…踏板を横から挟んで支える階段
「ささら桁階段」…踏板を下から支える階段
ささら桁階段のささらは、両端でなくても、もう少し内側にしても良いですし、中央に1本だけでもOKです。
中央に1本だけ桁がある階段は「力桁階段(ちからげた階段)」と言われます。

【階段の種類】
●直階段

まっすぐ一直線の階段です。
構造がシンプルで、少ないスペースで設置できるため、比較的安価に施工することができます。

●かね折れ階段

L字に曲がった階段で、途中に踊り場があります。
折れている分、面積が必要になります。

●折返し階段

U字型に折れている階段です。
かね折れ階段よりもさらに広い面積が必要になります。
これも踊り場があるので、昇り降りが楽です。

●回り階段

折返し階段と同様、U字型に折れている階段です。
折返し階段との違いは、折り返し地点に30°もしくは45°に分割した三角形の踏板が設けられている点です。

●らせん階段

らせん状に回りながら昇り降りする階段です。
平面的に最も少ない面積で設置ができます。
中心にすべての踏板を支える柱が必要なため、鉄骨製のものが多いです。

階段もただ設置するのではなく、狭いお家でスペースをなるべく省いて設けるには?安全に昇り降りできるように、勾配を緩やかにするには?など、よく考えて設置する必要があります。
また、機能性だけでなく、踏板や手すりの素材、色などインテリアとして選ぶ楽しさもあり、階段1つを取っても、いろいろな選択肢があります。

階段をそんなに気にかけたことはないかもしれませんが、安全で使いやすい階段であることって、お家の中で結構重要ですよね。
お家によって確保できるスペースも異なりますが、メープルでも安全で快適なプランをご提案させていただくことが可能です。
気になる事、お困り事などございましたら、いつでもお問合せください!

リフォームギャラリーメープル
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駐車場 :5台あり

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