2022.1.19

福山城は今年築城400年!

こんにちは!

リフォームギャラリーメープルの山本です。

皆さん、2022年は福山城が築城して400年の年なのをご存知でしたか?
福山市のシンボルである福山城。
いつ見ても美しく、力強さを感じられます。

今月は「福山城400年博-FUKUYAMA CASTLE EXPO 2022-」のスタートイベントも開催され、400年を記念して盛り上がりを見せています。

福山城は、徳川家康の従兄弟にあたる譜代大名で、猛将としても知られる武将、水野勝成が1622年に築いた城です。

当時、西日本の大名が力を広げていたため、それを抑えるという役目から、一国一城令(一国に対して、大名が居住あるいは政庁とする城郭以外は廃城とし、新規の築城も禁止としたもの)が発布されていたにもかかわらず、異例で築城が認められました。
大規模な新規築城による近世城郭では最後の例となっています。
築城後も、水野氏は城下町の整備や産業の育成に取り組み、福山城は大きく発展しました。

築城時は、五層五階地下一階の天守をはじめ7つの三重櫓、14の二重櫓を配し、二重の堀を廻らせていました。
天守の北側は山並みが迫り防備上の弱点となっていたことから、鉄板が張られていたそうで、これは他の城にはない特徴でした。
その他にも、天守には丈夫な用材が使われていたり、外敵から視認しにくくするために、鉄砲狭間(鉄砲をうつための小窓)を破風(軒先の断面)の近くに設けたり、地階への換気と採光のために設けられた格子窓など、実用性や耐久性はしっかりと考慮されています。
それだけではなく、比翼入母屋破風(ひよくいりもやはふ)、唐破風(からはふ)、千鳥破風(ちどりはふ)などを用いて、華美な外観で造られているのも特徴です。

比翼入母屋破風…入母屋破風を2つ並べたもの。
唐破風…丸くカーブさせた破風。
千鳥破風…屋根の上にちょこんと置かれたような破風。構造上必要なものではなく、おもに装飾用で設けられる。

1873年の廃城令でほとんどの建造物は売却、解体されたものの、福山町などの請願によって、天守、筋鉄御門、伏見櫓、湯殿、鐘櫓が残されました。
しかし1945年の大空襲で天守、湯殿、鐘櫓は焼失してしまったため、1966年に市制施行50周年記念事業として天守、月見櫓、湯殿が再建されています。
天守は史実よりも美観を優先して、鉄筋コンクリートで再建されています。

現在は天守や各櫓の耐震改修工事などの整備を行っています。
今年リニューアルオープン予定となっており、着々と準備が進められています。

今年は福山城を中心として、福山の街全体がより活気に溢れるような年になりそうです。

福山城築城400年記念事業公式サイトも開設されているので、のぞいてみてください!
「福山城築城400年記念事業公式サイト」

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