2021.8.3
お家に関する習慣や言い伝え
皆さん、こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
もうすぐお盆がやってきますね。
新型コロナウィルスの影響もあり、親戚大勢が集まるのは難しいかもしれませんが、せっかくご先祖様がこの世に帰ってくる機会です。
お墓参りやお供え物などで、温かくお迎えしましょうね。
お盆を日本で最初に行ったのは飛鳥時代の推古天皇らしく、古くから真夏にご先祖様を供養する風習があったとの事。
もともとは貴族や僧侶だけが行う特別な行事でしたが、江戸時代に一般の人にも定着して現代も残っています。
こんな風に、日本には古くからの風習や言い伝えがたくさんありますよね。
例えば、「夜に口笛を吹くと蛇が来る」「雷が鳴ったらへそを隠せ」「北枕で寝てはいけない」といった、本当なのか分からない迷信と呼ばれる言い伝えもありますが、皆さんはいくつ知っているでしょうか。
荒唐無稽な言い伝えばかりだと思いがちですが、実はそれなりの根拠があるものも存在するのをご存知ですか?
1つ例を挙げると、「夜に口笛を吹くと蛇が来るから吹くな」という言い伝えは、口笛が悪霊や妖怪などを呼び寄せてしまうからという理由なのは、皆さんもご存知だと思います。
しかし、実はもう1つ夜に口笛を吹いてはいけない理由があるんです。
それは「泥棒」。
かつて日本では、泥棒が夜にやり取りをするのに口笛の音を使っていました。
そのため、夜中にお家で口笛を吹くと、口笛が聞こえた場所が標的だと勘違いした泥棒が入ってくる危険があるそうです。
お家に関しても、古くから伝わる習慣や言い伝えが存在します。
例えば、お家を建てる前に、「地鎮祭」という儀式を行います。
地鎮祭とは、その土地に建物を新しく建築すること、そしてそこに住むことを神様に報告する儀式です。
日本では、土地1つ1つを神様が守っているという考えが古くから存在しているため、地鎮祭が伝統的な風習として現在も日本全国で受け継がれています。
他にも、家の配置、方角、間取りなどからその吉凶を判断する「家相」があります。
これはお家づくりやインテリアの配置において意識されている方も多いのではないでしょうか。
よく知られている家相の1つが、「北東(鬼門)のトイレは凶」です。
もともと鬼門(北東)は鬼が入ってくる方角と言われており、このしきたりに逆らうと災いが起こると言われていたため、避ける人が多かったのです。
しかし、これは風水的な意味合いだけではありません。
その理由は、北東のトイレは特に日当たりが悪く、雨が降ったときにはジメジメするため、衛生面やヒートショックなどの健康面からも問題となるからです。
もう1つ家相の代表的なものとして、「裏鬼門にキッチンや浴室などの水回りのものを設けない」ことです。
裏鬼門(南西)は鬼門と同じく、方角的に良くないとされていますが、この家相にも科学的な根拠があります。
その根拠は、夏には西日が差し込んで暑くなるため、この方位に台所があると食べ物が腐りやすくなるからです。
また、夏は南風が多くなり、台所の臭気が家中に回ってしまいます。
さらに南風にあおられると大火になりやすいという事から、防火上危険であるとされていました。
このように、季節に応じて快適に暮らすための知恵も含まれているのです。
現在は便利な家電があるので、科学的根拠を気にする必要は無いかもしれませんが、昔の人は工夫して生活をしていたことが分かります。
今回はちょっとした雑学でしたが、いかがでしたか?
言い伝えや習慣の由来を深掘りしてみるのも面白いですよね。
皆さんもお時間がある時にちょこっと調べてみてください!
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