2021.8.18
渋沢栄一にまつわる建築物
皆さん、こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
現在、NHKにて大河ドラマ「青天に衝け」が放送されていますね。
皆さんはご覧になっていますか?
主人公は、2024年に1万円札の顔となる渋沢栄一です。
数多くの企業の設立に関わり、「日本の資本主義の父」と呼ばれています。
今回は、そんな渋沢栄一に関わる建物について少しご紹介しようと思います!
渋沢栄一は、明治初期に王子製紙という製紙事業を始め、その製紙工場を見晴らせるよう、37歳の時に4,000坪の⼟地を購⼊し、別荘として構えました。
渋沢翁は職住接近(職場に近い所に住む)という考えを持っていたこともあったからだそうです。
後にこの土地に本邸を建て、生涯をこの地で過ごしました。
この渋沢邸は、第15代徳川将軍の徳川慶喜などの多くの賓客を迎える接待の場としても利用されたそうです。
また、渋沢栄一に関する建築物といえば、渋沢翁の喜寿のお祝いとして建てられた「晩香盧(ばんこうろ)」があります。
大正6年に竣工した洋風茶室で、ここも賓客をもてなすレセプションルームとして利用されたそうです。
構造材には丈夫な栗の木が使われています。
タイルとクリーム色の塗り壁材で仕上げられた外壁が落ち着いた印象を演出しており、オシャレですよね。
応接室の天井は逆V字の形になっており、狭い室内を広くみせる効果があります。
もう1つ、渋沢翁の傘寿のお祝いと男爵から子爵へ昇格したお祝いの気持ちを込めて作られた「青淵文庫(せいえんぶんこ)」という建物もあります。
こちらは大正14年竣工で、レンガと鉄筋コンクリートの2階建てになっており、1階には色彩豊かなタイルやステンドグラスが施されています。この1階は建設中に収める予定だった書籍が関東大震災で焼失したため、主に応接の場として使われました。
以上、簡単にですが渋沢栄一に関わる建築物をご紹介しました。
渋沢栄一が活躍した明治・大正時代は、西洋の文化が多く取り入れられ、建築物にも和と洋が調和したオシャレなデザインがよく見られると思います。
ドラマをご覧になる際は、建物にも注目してみると、面白いかもしれません!
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