2021.9.7
いくつ知っていますか?お家の部位の名称Vol.2
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
昨日アップしたブログ「いくつ知っていますか?お家の部位の名称Vol.1」に引き続き、今回もお家によく見られるアレの名称についてご紹介していきます!
本日は、和室の各部位の名称について、説明していきたいと思います!
【鴨居(かもい)】
鴨居とは、和室の襖や障子などの建具を立て込むために上部に取り付けられた横木のこと。
建具を滑らせるために溝がついており、襖や障子など引き戸を開閉させるために必要な部位です。
昨日のブログ内で紹介した、敷居と対になっています。
【長押(なげし)】
長押は、もともと柱と柱の間をつなぐ構造材としての役割がありましたが、工法の変化・発展によって、現在は装飾要素として残っています。
開口部のすぐ上にある長押は内法長押(うちのりなげし)と呼ばれており、この部分が一般的に長押と呼ばれています。
最近は洋室にも長押が設けられるケースも増えており、ハンガー掛けとして使ったり、写真や小物をディスプレイしたりと、インテリア性を高める役割を果たしています。
【欄間(らんま)】
欄間とは、天井から鴨居まで間に設けられた開口部材のことを指します。
通風や採光のほかにも装飾的な役割もあり、格子や障子、透かし彫(木をくりぬいて文様を出す技法)がはめ込まれています。
【床の間(とこのま)】
畳より一段高く、四角く引っ込んだ形で作られた空間を指します。
掛け軸や生け花が飾られる場所です。
床の間の起源については、諸説あり定まっていませんが、床の間に装飾を施すことにより、自分の権威を演出していた時代もあったそうです。
そこから時代は流れ、季節の花や掛け軸、書画を飾り、大切なお客様へのおもてなしの心をあらわす場として用いられるようになりました。
【竿縁(さおぶち)】
天井板を支えるために取り付けられる細長い材。
装飾的な役割もあります。
最近は、ご自宅に和室を設けないお家も増えてきており、和室になかなか馴染みがないという方もいらっしゃるかもしれません。
和室には、昔の日本の生活様式や文化が垣間見え、ならではの魅力もたくさんあると思います。
上記に紹介した以外にも、和室にはたくさんの歴史が隠れています。
ぜひ、興味のある方は調べてみてください!
次回も引き続き、お家に関する名称をご紹介していきます!
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