2021.9.15
建築に関するオモシロ雑学
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
ここ最近は昼間も少し暑さが和らいで、過ごしやすくなったような気がします。
季節の変わり目に差し掛かり、体調が崩れやすくなっているかと思いますので、皆さん十分にお気を付けくださいね!
さて今回は、建築に関するちょっと面白い雑学をご紹介します!
【玄関が外開きなのは日本だけ?】
日本のお家はもともと引き戸が使われていましたが、欧米の文化が取り入れられ、住まいも欧米化してきた時に、玄関も欧米と同じように開き戸が使われるようになりました。
しかし、欧米の玄関は内開きなのに対し、日本では外開きになっています。
皆さんも想像できると思いますが、日本では靴を脱ぐ習慣が昔から残っています。
内開きだと、靴が邪魔でドアが開けないですよね。
それが一番の理由だと考えて良いでしょう。
一方、欧米の玄関が内開きな一番の理由は、防犯だと言われています。
万が一不審者がお家の中に入ろうとしたときに、重い家具や体重をかけて侵入を防ぐことができます。
防犯という点は、日本でも重要なのではないか?と思うかもしれませんが、欧米の文化を取り入れ始めた当時の日本は、鍵をかけずに出かけたり、近所の人が気軽に出入りしたりと、そこまで防犯に敏感ではなかったため、靴の脱ぎやすさを優先したと言われています。
(ちなみに、公共のホテルやビルは、避難経路の邪魔にならないように、内開きになっています)
【窓は右側が手前】
皆さんの近くにある引き違い窓を見てみてください。
右側が手前にありませんか?
これは一説に、着物からきていると言われています。
和服の場合、衿を合わせる際は右前に着ます。
その反対の左前はお亡くなりになられた方の白装束の着方と同じになるため、縁起が悪いとされています。
【階段は右回り?左回り?】
人間は左回りだと精神が安定し、右回りだと精神が不安定になるという心理学的な法則があるらしいです。
それを利用しているのが、お化け屋敷やジェットコースターだとか。
これらのほとんどは、不安を煽るために、右回りで作られていることが多く、逆に小さいお子さんが乗ることの多いメリーゴーランドなどは、左回りのようです。
また、非常階段もこの心理を利用しています。
非常階段はその建物で災害が起きた際に、地上に降りるために使うケースが多いと思います。
万が一災害が起きて、非常階段で降りなければならなくなった時に、左回りになるように設置されています。
じゃあ私たちが住む家の階段もそうなのか?と言われると、間取りなどの関係もあるので、そういった観点で階段の回り方を設計しているお家は少ないと思います。
一般的な住宅は2、3階建てだと思いますが、回る(繰り返す)という行為は2、3回ではあまり不安を感じないそうなので、心配ないようです。
【窓の位置と太陽の関係】
皆さん学校の教室を思い出してみてください。
黒板に向かって左側に窓がありませんか?
実は学校の黒板を設置する方角は決まっています。
太陽の光が入りやすいよう、教室の窓は南向きに建てられることが多いです。
日本人は右利きが多いため、窓が南側に設置されている場合、ノートを書く際に手の影が邪魔になることを避けるために、黒板は西の方角に設置することが決められています。
(左利きの人が可哀そうですが…(^^;)
お子さんのお部屋なども、こういった観点で窓の位置や机の位置を決めてみても良いかもしれませんね!
以上、建築にまつわる雑学でした!
何気ない所にも、きちんとした意味や目的があったんだと新発見です!
物事には必ず理由があるんですね。
また建築にまつわる面白い雑学があったらご紹介します!
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