2021.10.29
押入とクローゼットの違いは?
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
10月も終わりが近づき、日が暮れるのも早くなってきました。
キンモクセイの香りが鼻孔をくすぐり、季節の移り変わりを感じます。
これから年末に向けてだんだんと忙しくなってくるかと思いますが、くれぐれもご自愛ください!
さて、皆さんは押入とクローゼットの違いをご存知ですか?
イメージとして、和室に押入、洋室にクローゼットと想像される方が多いと思いますが、他にも明確な違いがあるんです。
まずは使う目的。
どちらも収納するという目的ではありますが、収納する物を考えてみましょう。
昔は畳の上に布団を敷いて寝るのが一般的で、布団は寝る時以外は押入にしまうのが習慣でした。
よって、押入は「寝具」を収納することが主な目的です。
一方でクローゼットは上部にハンガーパイプが設置されていることが多く、「衣類」を収納することが主な目的として使用されています。
この目的の違いが、押入とクローゼットの構造の違いにもつながってきます。
押入はふすま戸を引いて開けるタイプが多く、開けると中央に板が設置されて上部と下部に分かれていることがほとんどです。
基本的には横長な構造で、奥行きは75cm~90cmほどになっており、布団を三つ折りにたたんで収納することを想定して作られています。
クローゼットは、先程も述べたように、上部にパイプが設置されていてハンガーをかけられるようになっています。
ハンガーをかけて衣類を収納する想定なので、基本的には縦長な構造になっていて、奥行きは50cm以上が一般的です。
現代は、生活様式の欧米化によって、布団を畳に敷くのではなく、ベッドを寝室に設置することが主流になってきたため、押入を本来の目的で使う人も少なくなってきていると思います。
しかし、押入をそのままクローゼットとして使おうとすると、奥行きがあるためデッドスペースができてしまったり、床は薄いベニヤ板が張ってあるのみで、収納物の重量に耐えられなくなってしまう可能性もあります。
また、押し入れには中板があるため、クローゼットのようにハンガーに洋服をかけづらく、使いづらさを感じてしまうことも。
そうした点から、押入からクローゼットへリフォームされる方も多いです。
押入のリフォームをする際の注意点があります。
普段、閉め切っていることが多い押入は湿気がたまりやすく、築年数が経っている住宅は、薄いベニヤ板が張ってあるだけの床がボロボロになっている可能性があります。
防カビシートを張っていても、はがしてみるとカビだらけになっていたということもあるので、床の補強や、断熱材による結露防止対策も確認しましょう!
最近は、衣類をたっぷり収納できるウォークインクローゼットも人気で、お家に設ける方も増えています。
ウォークインクローゼットは収納力があるので、家族の衣類や帽子などの小物も1箇所にまとめることができ、広さが十分にあれば、衣替えも必要ありません。
もし、現在押入を使われていて、使いづらさを感じていることがございましたら、メープルでもリフォームを承っています!
あなたの生活スタイルに合った収納をご提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください!
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