2021.11.2
キッチン・バスの日!
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
皆さん!今日は「キッチン・バスの日」です!
明日11月3日の文化の日の前日に家庭文化のあり方を考える日として、キッチン・バス工業会が2005年に制定したそうです。
また、「Kitchen-Bath」のK・Bがアルファベットの11番目・2番目であることにも由来しており、システムキッチンとユニットバスなどに対する理解の促進と工業会の認知度向上も目的とされています。
そんな今日は、キッチンとお風呂に関する歴史についてお話していきます!
まずはキッチンについて。
キッチンは日本語で「台所」と言いますが、その始まりは平安時代まで遡ります。
貴族の住居には、台盤という、食べ物を盛り付けるお皿のようなものがある空間「台盤所(だいばんどころ)」が調理空間とは別に設けられていました。
これが転じて、「台所」という言葉が生まれたそうです。
江戸時代になると、食材や食器などの洗浄は井戸端や川辺で行い、家に持ち帰り竹の簀の子(すのこ)などによる木製の流しを使って調理が行われました。
明治時代はしゃがまなければ火や水が使えない構造になっており、身体への負担が大きかったため、大正時代から台所をもっと使いやすくしようという改善が進んでいきます。
そこから改良の成果が出るのは昭和時代に入ってからとなります。
そして、日本で最初のシステムキッチンは昭和48年にクリナップが開発しました。
その後、昭和51年に本格的に発売され、システムキッチンという用語が普及していきます。
ちなみに、キッチンの語源は、ラテン語の「co-quina(火を使うところ)」、古来語では「cycene(クチーナ)」で、これらが転じてキッチンとなったと言われています。
続いて、お風呂について。
お風呂という概念が日本で始まったのは、6世紀に仏教の伝来とともに、中国から伝わってきたと言われています。
仏教でお風呂に入ることは「七病を除き、七福が得られる」と説かれていたことから、お風呂に入ることは健康に良いと理解されていました。
ただし、この時のお風呂は、今で言うサウナ方式で、湯舟に浸かるような習慣はありませんでした。
その後江戸時代末期には、宗教的なものではない、銭湯の前身となる「湯屋(ゆや)」という一般的な公衆浴場が誕生します。
たっぷりのお湯に浸かるお風呂が誕生したのは、江戸時代末期。
湯舟は湯量が少なく済むよう、人一人が入れるほどの木桶でした。
関西では、このころに桶の底に平釜をつけて湯をわかす「五右衛門風呂」が普及しました。
大正時代には、さらに銭湯は近代化し、木製の浴槽は姿を消し、タイル張りとなります。
そして、戦後に欧米文化が庶民に浸透し、住宅の進化とともにお家にお風呂を据える「家風呂」が各地に普及していきます。
キッチンもお風呂も、住まいに欠かせない重要な設備。
今となっては料理できる、身体を洗えることは当たり前になりましたが、現代まで長い時間をかけて進化してきたんですね。
機能面だけでなく、インテリアとしてもオシャレなものも最近はたくさん出てきました。
今もなお、進化をしつづけていますが、今後どんな風に変化していくのか楽しみです。
今回は、キッチンとお風呂の歴史についてご紹介しましたが、少しでも理解を深めていただけたでしょうか?
現代は、楽に作業ができたり、リラックスできるステキな特徴を持った商品がたくさんあります。
皆さんの生活スタイルやインテリアに合ったプランをご提案させていただきますので、ぜひメープルまでご相談くださいね!
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