2021.11.20
お家の中の汚れの性質
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
先日、紅白歌合戦の出場者が発表されているのを見て、もう年末が近づいているんだな~と実感が湧いてきました。
年末に向けて忙しくなってきているかと思いますが、無理をされないようにお気をつけください!
さて、年末といえば、大掃除をされる方も多くいらっしゃると思います。
普段は面倒くさくて手をつけていないような所も、大掃除でキレイにして、気持ちよく新年を迎えたい!
となると、なるべく効率的に済ませたいですよね。
効率的に済ませるために、まずは汚れの性質を理解しましょう!
汚れは、酸性とアルカリ性の2種類どちらかに属しており、中和する(中性に近づける)ことで、汚れが溶けて、落ちやすくなります。
中和する方法として、汚れの持つ性質と真逆の性質の洗剤を使います。
では、どんな汚れがどんな性質を持っているのでしょうか?
今回は、汚れの性質と落としやすくする方法について、ご紹介します!
【酸性の汚れ】
キッチンまわりの油汚れやお風呂にこびりつく皮脂汚れは、酸性に当たります。
よって、アルカリ性の洗剤を使うことで、汚れを溶かし、簡単に落とせるようになります。
そんなアルカリ性の洗剤として挙げられるのが、重曹やセスキ炭酸ソーダです。
ただし、アルカリ性の洗剤はアルミ素材と合わせると危険です。
重曹やセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性で、比較的安全のため手軽に使うことができますが、他に、アルカリ電解水や塩素系のカビ取り剤、排水口洗浄剤などはアルカリ性の強い洗剤です。
アルミ素材と合わせるのは避けましょう。
また木製品・畳などもシミができたり変色したりするので使用できません。
そのほか、水洗い・水拭きできないもの、柔らかい素材の床・家具・塗装面にも使用できないので注意しましょう。
【アルカリ性の汚れ】
アルカリ性の汚れは、水アカや石けんカス、トイレの尿石などが代表的です。
このような汚れに強いのが、酸性の洗剤で、いろんな所に使えるクエン酸やトイレ掃除で昔から人気の「サンポール」などが挙げられます。
酸性の洗剤を使用する時に必ず守っていただきたいのが、塩素系と混ぜない、併用しないということです。
よく、酸性の洗剤や塩素系の洗剤に「混ぜるな危険」という表記があるのを見たことがある方も多いと思います。
酸性と塩素が混ざると、有毒ガスが発生し、命にかかわるので、十分ご注意ください。
洗剤には「中性洗剤」というのもありますよね。
例えば、食器用洗剤や衣類用洗剤などが挙げられます。
汚れの中には、酸性とアルカリ性の汚れが混ざったものも存在します。
食器には水アカや食べ物の油汚れがつくこともありますよね。
そんな場合に、中性洗剤は酸性とアルカリ性どちらの汚れにも効果的なので、中性洗剤が適していることもあります。
しかし、あくまで中性なので、洗浄効果は小さく、頑固な汚れには弱いです。
無理にこすったりすると、素材を傷める可能性があるので、注意してください。
以上、今回は汚れの性質についてご紹介しました。
汚れの性質を理解した上で、適した方法で掃除することで、物を傷めず効率的に掃除ができるようになります。
汚れの性質をしっかり見極めて、お家中をピカピカにしましょう!
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