2021.12.15
フィンランドの住宅事情
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
12月も中旬に入り、いよいよ今年もあと少しになりました。
年末年始前のこの時期は、皆さん大忙しだとは思いますが、良い新年を迎えられるよう、ご無理なされないようにお気をつけください!
そして来週は、クリスマスも控えています。
一昨日、サンタクロースが暮らすフィンランドで、外務省が「サンタは予定通り、世界中の子どもたちにプレゼントを配る」と声明を発表したというニュースを見ました。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が日本でも数例見られ、外国人の新規入国が制限される中、フィンランド外務省が「特別な多国間交渉で、サンタクロースとトナカイが引くそりは渡航制限を免除される」と声明を出したそうです。
フィンランドに住むサンタクロースは、12月24日の夜に世界中をまわってプレゼントを配るのに備えて、ワクチンを接種しているそうです。
今年も無事に子どもたちにクリスマスプレゼントが届くようで、安心ですね♪
今日は、そんなフィンランドの住宅事情についてお話していきます!
フィンランドとは、北欧に位置する国の1つで、日本でも北欧風のインテリアが人気ですよね。
日本とは当然気候や文化が異なりますが、どんな住宅事情なのでしょうか?
フィンランドは、お家を建てたら壊さないという考え方らしく、築70年~100年というお家が多いのが特徴。
築30年なんて、まだ新築に分類されるほど。
日本の住宅の平均寿命は約25年~30年なので、圧倒的に寿命が長いですね。
時を経るごとにお家に価値を見出し、長く大切に住み続けるのが、北欧のお家に対する考え方なんです。
また、フィンランドでは自分たちで我が家をリフォーム・リノベーションする人が多いそうです。
壁紙の貼替や巾木の取り替えといった小さな工事から、キッチンの取り付けやフローリングの交換といった大きな工事まで自分でやってしまうらしく、驚きです。
では、フィンランドの住宅はどんなつくりになっているのでしょうか?
フィンランドの住宅のつくりは、気候に関係しています。
フィンランドは冬が長く、極端に日照時間が短いです。
首都ヘルシンキでの日の出が9時すぎで、日没は15時ごろ。
日本では考えられませんが、日の光に当たることのできる時間が少ないんですね。
日の光も少ないと、余計に寒さが増しますが、お家の中の熱が外に逃げないよう、断熱対策が万全なのが、フォンランドのお家の特徴です。
その1つとして、窓から外の空気が入ってこないように、窓は2重か3重構造が普通です。
2重の窓は日本でも主流になっていますが、3重構造はすごいですね!
玄関も2重になっている所が多いようです。寒さ対策だけでなく、防音対策にもなります。
また、壁や天井には分厚い断熱材を用いています。
そのため、フィンランドの住宅は部屋によって温度差がなく、全体的に同じくらいの温度で快適に過ごすことができます。
日本の住宅は、リビングは暖かくても、トイレや脱衣室が寒いということがありますが、フィンランドの住宅ではそれが無いほど、断熱対策がしっかりと行われています。
さらに、フィンランドのお家の特徴として挙げられるのが、サウナ!
必ずと言っていいほど、サウナがお家にあります。
フィンランドはお風呂はシャワーだけのお家が多く、サウナとシャワー室が隣接している間取りが多いようです。
広さは2畳前後が一般的です。
集合住宅でも、各戸にサウナを設置したり、共同のサウナがつくられるそうです。
地下にあることが多いですが、最近では最上階の、眺めがよいところに配置することも増えています。
フィンランドのサウナは、サウナストーンにひしゃくで水をかけて暖め、ミストサウナのように楽しみます。
暖まったら、ベランダやテラスに出て涼み、少し寒くなってきたら再びサウナに入るというのを何回か繰り返すのが、フィンランド流です。
そして、最近のフィンランドでのトレンドがガラスバルコニー。
集合住宅ではほぼバルコニーがガラス張りになっており、戸建てでも取り入れるお家が増えてきているようです。
テーブルやチェアを置き、第二のリビングとして使われます。
夏はガラスの扉を開けて涼んだり、春や秋は肌寒いので、閉めた状態でくつろぐことができます。
以上、今回はフィンランドの住宅事情についてご紹介しました。
日本や他の国とはまた違った特色が見られて、面白いですね!
また違う国の住宅事情もご紹介できればと思います!
お楽しみに♪
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