2022.2.8

照明の歴史

こんにちは!

リフォームギャラリーメープルの山本です。

私たちの身の回りは、照明で囲まれていますよね。
照明は、生活する上でなくてはならない存在です。

そんな人間にとって必要不可欠の照明は、どんな歴史を歩んできたのでしょうか?
今回は、照明の歴史をたどっていきます。

大きく遡りますが、人類が明かりとして最初に使ったのは「火」です。
植物や動物からとった油を燃料にして、長い間使われてきました。
火を使った明かりというと、ろうそくが思い浮かぶかと思います。

日本には仏教の伝来とともにろうそくが伝わりましたが、室町時代は高価だったため寺院など一部で用いられるだけでした。
しかし江戸時代には「和ろうそく」というハゼノキが原料のろうそくの生産量が増加し、その後明治時代には一般の人にも広く伝わりました。

また、「行燈」という火をともした皿のまわりに木や竹で枠を作り、紙を張って風よけにした明かりも江戸時代に広く使われました。

19世紀には石油ランプやガス灯も広まりましたが、ここで革命が起こります。
エジソンが発明した「白熱電球」です。

電流を流すと高温になり、白く光りはじめるというはたらきを利用しています。
エジソンによってつくられた白熱電球は実用化され一般の人に広まりました。

さらに昭和に「蛍光灯」が誕生。

白熱電球と比べて熱を出さず、より明るいという点から急速に普及しました。
その後も蛍光灯は発展を続け、さまざまな製品が開発されましたが、20世紀後半には省エネと環境に配慮した「発光ダイオード(LED)」が登場します。

LEDは白熱電球や蛍光灯と比べて消費電力を大幅に抑えることができ、さらに寿命も長いのが特長です。
その他、瞬時に点灯したり、虫を寄せつけにくいという性質もあり、現在は一般家庭や事務所、店舗などほとんどの照明がLEDに移行しています。
LEDの実用化によって、パナソニックや三菱などの国内主要メーカーは白熱電球や蛍光灯の照明器具の生産を終了しています。

最近は、「有機EL」というものも登場しはじめました。
LEDと同じように特定の有機物に電圧をかけると、有機物が光る現象のことを指しますが、薄く面状に発光体が形成できる「面発光」という特性を持っている点や、形状に制約がなく薄いシート上にすることができるなどの点で優れており、近年はテレビやゲーム、スマートフォンなどの私たちの身近な製品にも利用されています。
もちろん照明にも利用されはじめており、今後はLEDと有機ELが人々の生活をあかりで支える存在になっていきそうです。

照明は長い歴史の中で、人々の発明によって発展し続けているということが分かりますね。
はじめにも述べましたが、照明は私たちの生活に欠かせないもの。
最近はデザイン性にも富んでいます。
機能性だけでなく、インテリアの一部として照明による空間づくりを楽しんでください!

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