こんにちは！

リフォームギャラリーメープルの山本です。

例年よりも早めの梅雨明けを迎え、災害級とも言われる猛暑が続いていますね。

そんな中、今日から政府の節電要請が始まりました。
この要請が出るのは7年ぶり。

全国で瞬間的な電気需要変動に対応するために必要とされる予備率３％以上を確保しているものの、連日の記録的な猛暑や火力発電所の老朽化、さらにロシアによるウクライナ侵略などの影響により、石油、天然ガス、石炭等の調達リスクの高まりが生じ、供給力が低下していることが原因となっています。
節電要請期間は9月末までで、数値目標は設定せず、生活や経済活動に支障のない範囲での協力を呼び掛けています。

夏季の日中のご家庭での電力消費のうち、一番割合を占めているのは「エアコン」で約6割と言われています。
と言っても最近は朝から汗がダラダラと流れるほどの危険な暑さが続き、エアコンを使わずにはいられない状況。

では無理のない範囲の節電の取り組みとして、どんなことができるでしょうか？

★冷房時の風向きは水平に
エアコンは部屋の暖かい空気を吸い込んで、冷たい空気を部屋に吐き出します。
温かい空気は上に冷たい空気は下へたまりやすい性質を持っているため、部屋の中に上が熱くて下が冷たい温度ムラができていると、エアコンが「設定温度になっていない」と勘違いをして必要以上に部屋を冷やし、余分な電気を使うことがあります。
温度ムラを抑えるためには、風の向きを上向きか、もしくは水平方向に調整して、冷たい空気が上から下に循環するようにしましょう。
扇風機やサーキュレーターも併用して室内の空気を混ぜるのも有効です。
冷たい空気を遠くにすばやく送れるというメリットもあります。

★部屋の中の空気が外よりも暑いと感じたら換気を

部屋を閉め切って外出して帰ってきた時などに部屋の中の温度が外よりも高いと感じた場合は、エアコンをONにする前に換気を行いましょう。
熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをかけると無駄な電気を使わず、効率的に部屋を冷やすことができます。
エアコンを使い始めたら、窓やドアの開閉は少なめにすると電気の無駄がなくなります。

★設定温度を下げる前に風量を調節
エアコンの設定温度を下げるよりも、風量を強くする方が消費電力が少なく、節電につながります。

★フィルター清掃はこまめに

フィルターにゴミやホコリがつまると吸いこむ空気の量が少なくなり、部屋を冷やす力が小さくなるため、部屋を冷やすのに多くの電気が必要になってしまいます。
フィルターは2週間に1度は掃除するように心がけましょう。

★風量は自動設定に
電気代の節約のため手動で微風や弱風にする方もいらっしゃいますが、冷房時の風量設定は自動にするのがおすすめです。
微風や弱風だと快適な温度になるまで時間がかかり無駄な電気を使ってしまいます。

★連続運転
エアコンはONにした時など急に部屋を冷やす時にたくさんの電気を使います。
ある程度快適な温度になって維持している時は比較的少ない電気しか使いません。
ちょっと外出するのにOFFにしたり、部屋が涼しくなったから一旦OFFにして暑くなったらまたONにするというように頻繁にON/OFFを繰り返すと急に部屋を冷やす運転が多くなってしまい、消費電力も多くなります。

★室外機の周囲を点検

エアコンの室外機は部屋の中の熱を部屋の外に排出する役割を持っており、エアコンがONになっている間は常に放熱を行っています。
そのため室外機の吹き出し口やその周囲に物を置いたり、カバーで覆ってしまうと排出した熱風を再び吸い込み、冷却効率を下げてしまいます。
室外機の前や周囲には物を置かないようにし、効率よく空気が循環するようにしましょう。

★室外機の日よけ
室外機の温度が高くなると熱を捨てる効率が低下し、電気を余分に使ってしまう場合があります。
できるだけ日陰に設置するか、シェードなどで太陽光を遮るようにして日よけを行いましょう。

★太陽光を室内に入れない
部屋の温度を下げるには、できるだけ太陽光を室内に入れないようにするのもポイントです。
遮熱性能の高いカーテンをつけたり、窓ガラスに熱をカットするフィルムなどを貼るのが効果的です。
窓の外側にもシェードやすだれを設けて熱を遮断するのも良いでしょう。

本格的な夏が始まってきて、エアコンの使用頻度もこれからグッと上がってくると思います。
節電と言われていますが、エアコンをつけずに暑さに耐えるのにも限界があり、事故にもつながります。
上記のような工夫をしながら、無理せず上手く節電を行いましょう！

参考サイト
「ダイキン　エアコン節電情報」

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