2023.3.18
呼吸する壁
こんにちは!
リフォームギャラリーメープルの山本です。
皆さんは「あなたにとって居心地の良い空間とは?」と聞かれたら、
何と答えますか?
ちょうどいい広さ、日当たりの良さ、動線の工夫された間取りなどなど…
その時壁について考える人って少ないのかも。
クロスで良いよ~と思っている方もいるかもしれませんが……もったいない!
ぜひこだわってほしい壁の素材。
じゃあ壁ってどうやってこだわれば良いの?
そんな方に、上質な雰囲気と機能面に長けた塗り壁の魅力をご紹介。
塗り壁と言ってもどんな素材があるかイメージしにくいですよね。
よく聞くのは『漆喰』と『珪藻土』。
今回はこの2つについてとことん知ってもらえればと思います。
【漆喰壁】
漆喰の主な原料は消石灰。
グランドに引く白線。あれです。
消石灰に水を加えただけでは塗料にはなりません。
つなぎの役割を担う糊やひび割れを防ぐためのスサなどを加えたもの。
それが漆喰です。
漆喰は空気中の二酸化炭素を吸収することで
年を経るほどに硬くなっていくのがおもしろい。
火にも強く、その耐久性・防火性の高さは昔から評価され、
お城の壁など格式の高い建物にも使われているほど。
他にもカビの発生を防ぐ抗菌性、有害物質の吸着・分解と万能な材料なのです。
【珪藻土】
珪藻土とは珪藻という植物性プランクトンの化石です。
火に強く断熱性も持っています。
ただ珪藻土は漆喰と違って自然に固まりません。
塗り壁材として使うときは石灰・セメント・粘土・合成樹脂などを混ぜます。
珪藻土でいちばん優秀なのは、ずばり調湿効果。
漆喰にも調湿効果はありますが、珪藻土の方がその効果は抜群。
バスマットやコースターに使われているだけあって吸水力も◎。
漆喰も珪藻土も、共通点は自然由来の素材が使われていること。
こんな風に調湿・消臭など自然素材の持つ性質を利用した壁を
「呼吸する壁」と呼ぶことがあります。
近年よく聞く「高気密高断熱」な住宅では調湿が重要。
だからこそこの呼吸する壁をおすすめしたい!
壁の仕上げとして代表的なのはやっぱりビニールクロス。
施工スピードの早さ、良心的な金額といった面ではとても魅力的です。
でもビニールクロスは湿気の逃げ道がないのがデメリット。
そうすると外気との温度差が発生する壁やガラスに結露・水滴がついて
カビ問題に悩まされます。
あとビニールクロスは黒ずみが気になる。
静電気で吸い寄せられたホコリが黒ずんでしまうんです。
美観的に気になって張り替えるとなると、
決して安くはない費用がかかってくるわけです。
施工費用はやっぱり塗り壁の方が値が張りますが、メンテナンス費用も含めて
長い目で見ると、クロスよりも塗り壁の方がコスパが良いとも言えるかなと。
性能面でも、コスト面でも塗り壁を選ぶ価値は十分あり!
ここで1つ注意点を。
必ずしも「塗り壁=自然素材100%」ではないということ。
先程も言ったように、主原料のほかに塗り壁材にするための
接着剤や固化材が混ぜられます。
その接着剤や固化材も自然素材を使うこともありますが、
塗り壁としての機能性向上やコストを抑えるためといった目的で
化学物質が含まれていることも。
と言っても「化学物質=有害」というわけでもありません。
安全なものだとしっかり証明されたものなら、
選択肢の1つとしても問題ないと私は思います。
ここまで塗り壁について紹介してきましたが、
実際どんな商品があるか?
そんなあなたに紹介したい商品をいくつか。
ここからは次回のブログでご紹介しますので、ぜひぜひご覧ください。
塗り壁商品紹介ブログはこちら⇒「選ぶ価値ありです。」
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