2020.10.29
リノベーションってどんなもの?
こんにちは。
メープルの高橋です。
本日は、リノベーションのお話をします。
ご検討されている方にとっては、「!」と反応してしまうワードだと思うのですが、「そもそもリノベーションってなに?」と思われる方も多いのではないでしょうか?
このブログを見てくださっている方は、リフォームかリノベーションをご検討中か、少なくともお家に対するお悩みをお持ちなのではないかと思います。
リノベーションは、住宅の選択肢としては既にメジャーなもののひとつ。書店に行くと、関連書籍も多く販売されています。本日は、「リノベーション」の基礎知識をご紹介したいと思います。
〈リノベーションとは?〉
リフォームには「回復」、リノベーションには「革新・刷新」といった意味があります。
古いものを、新しくキレイにするのがリフォームです。リノベーションはそれに加え、新しい状態のものに付加価値をつけることを言います。
例えば、古いキッチンをただ新しいものと入れ替えるのはリフォームですが、それだけで終わらず、2つの部屋の壁を壊してリビングダイニングを広くすると、リノベーションになります。
「大規模リフォーム=リノベーション」ととらえていただくと良いかと思います。
実は業界でも、リフォームとリノベーションの境界線は曖昧です。
最初に書いた通り、そもそも「リノベーション」という言葉をご存じないお客様もいらっしゃるので、お客様に伝わりやすい方の言葉を選んでお話させていただくことが多いです。
〈海外ではメジャーなリノベーション〉
リノベーションは、もともと外国で主流な考え方です。
家を「資産」として捉え、古い住宅も改良してさらに長く使っていく…という価値観が元にあるようです。
イギリスのリノベーション事情に関して、過去に書いたブログ記事がありますので、ぜひ「こちら」からご覧ください。
リノベーションが日本でメジャーになってきたのは、本当にここ数年のこと。
なぜ、ここまで支持されるようになったのでしょうか?
〈リノベーションのメリット〉
リノベーションが人気になった理由としては、下記のようなものが挙げられます。
①費用
同じ地域、広さの新築住宅と比較し、価格が安くなる傾向があります。
物件費用をいかに抑えるか、内装にどれだけこだわるかで多少の上限があります。
②立地
物件の選択肢が増えるのは、リノベーションならではのメリットです。
例えば新築を希望した土地に建てようとした際、なかなかいい場所が見つからない…という事態が多く発生します。
住宅用の新しい更地よりも、空きマンションの方が見つけやすいです。そのため、マンションリノベーションにおいては、好きなエリアや駅から近い立地など、条件に合う物件を見つけられる可能性が高くなります。
③設計
外観は古そう…けれど室内に入ると新築と変わらないキレイさ! というのがリノベーションの面白いところ。
物件を安く購入し、設計に力を入れることができるので、満足いく仕上がりになりやすいのもポイントです。
「新築住宅だと似たり寄ったりでイヤ!」という方の希望も叶えることができます。
④資産価値
新築住宅は、購入して足を踏み入れた瞬間に、資産価値が大きく下がると言われています。
対する中古住宅(マンション)は、価値がゆるやかに下がっていき、20~25年ほど経つと、極端に下がることはなくなってきます。これ以上築年数が経ったとして、そのマンションをほしがる人の数は大きく変わらないというのが理由のひとつです。
費用や立地はもちろん、将来的な資産としても利用したいと考える方は、戸建て住宅よりリノベーションの方が向いているかもしれません。
もちろん、新築戸建ては確実に最新設備をそろえることができますし、耐震基準も満たしているなど新築にしかないメリットもあります。駐車場やお庭をつくることも自由にできるので、自分やご家族の理想の暮らしをイメージしてみると良いですね。
〈マンション購入について〉
マンションリノベーションをお考えの方がまず気にされるのは、築年数ではないでしょうか?
購入におすすめなのは築20年程度の物件です。理由は上記でご紹介した通り。マンションの物件価格は築20年以上経つと、大きく変動しません。価格が安いときに買い、その後の下がり幅が小さいため、もしものときに手放すことになっても安心感が違ってきます。
また、予算的に可能であれば、1981年6月以降に建てられたマンションがおすすめです。この年に、耐震基準が変わりました。
耐震基準とは、建築基準法により定められた決まりで、最低限度の耐震能力があると保証する基準となってくるものです。
ただ、「旧耐震基準のマンションは危険です!」と一概には言えません。
実は、大地震での被災影響で見ると両者に大幅な差はなく、かなり小さいというデータがあります。
安全なマンションを購入するには、築年数だけでなく、管理状態も気にする必要があります。
まずは内覧の際に、共用部分が清潔に保たれているか確認してみてください。
例えばゴミ置き場や自転車置き場、郵便受けの状態、エレベーター内の清潔性など、その状況を見るだけでわかることもあります。
また、管理会社が発行する「管理に関する重要事項説明書」には、修繕積立金の残高や、滞納状況なども書かれています。
もし滞納者が多い場合、管理費が不足し日常的な管理がしっかりできなくなってしまいます。
そういった状況が長く続くと、マンションの価値が下落することにつながっていきます。
いかがでしたか?
本日はメリットと、マンション購入の注意点からリノベーションをご紹介しました。
難しいことも多いのですが、満足いくお家を手に入れるために、知っておいて損はないと思います。
リノベーションの施工や住宅購入に関しては、ぜひプロの意見も聞いて頼ってくださいね。
早めに相談することが、必ずより良い家づくりにつながっていきます!
リフォームギャラリーメープル
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